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髙野紙とデ研

赤い紐

昨年、一昨年からデ研では「髙野紙×木版画2020/2021」と題して展示会を行ってきました。ここで展示した作品には和歌山県伊都群九度山町にある「紀州髙野紙伝承体験資料館 紙遊苑」様のご協力のもと、学生自らが紙を漉き、木版画を表現しました。今年も1年生が紙漉き体験をさせていただき、髙野紙の特徴や歴史も体験を通して教えていただきました。今年の展示会では金属に版画をしましたが、髙野紙に触れ、紙漉きとゆう貴重な体験をしたことは作品作りにおいて学生たちの刺激となり、よい展示会を開催知ることができました。。

紙漉き
ポイント

「髙野紙」とは

髙野紙とは、弘法大師によって教えられたとされる手漉きの和紙です。 鎌倉時代には髙野山の経典の印刷用紙や教巻の書写用紙として使用されていました。 また髙野紙は厚手で丈夫であったため、傘紙や障子紙、かっぱ、紙袋、提灯などに利用されたそうです。

ポイント

髙野紙の材料「こうぞ」

楮はクワ科の落葉低木で、繊維は太くて長く強靱、栽培が容易で毎年収穫することができる植物です。高野紙には2〜3年生の太さの揃ったものが適当とされ、11月頃に採取したものを蒸し、皮をとり、煮て、繊維を叩き解したものをトロロアオイの粘液と混ぜて高野紙の元を作ります。

原材料
伝統工芸×デザイン
ポイント

伝統工芸×デザイン

普段身近な「手帳」と伝統工芸の「髙野紙」を掛け合わせました。 デザインの力で今では少し遠い存在になってしまった伝統工芸を身近に感じてもらうため、 活動を行っています。