「なぜアンデルセンの悲劇は、ディズニーによってハッピーエンドの物語へと生まれ変わったのか?」
1年生の「モダンデザイン論Ⅰ」(担当:豊泉俊大先生)の発表会では、そんな興味深いテーマを切り口に、デザインの本質に迫る白熱したプレゼンテーションが展開されました。
今回の授業では、アンデルセンの『人魚姫』とディズニー映画『リトル・マーメイド』を比較しながら、時代背景や価値観の変化について考察しました。
特に優れたレポートとして選ばれた江本さん、池さん、吉原さんの3名が代表発表を行いました。3名はレポート提出後、自ら内容を再構成してプレゼンテーション資料を作成し、より分かりやすく、説得力のある発表へと発展させました。
江本さんは「『リトル・マーメイド』から考察するアンデルセンとディズニーの価値観の違い」、池さんは有馬哲夫著『ディズニーの魔法』第5章の要約と考察、吉原さんは『ディズニーの魔法』第5章『リトル・マーメイド』をテーマに発表しました。
それぞれ異なる視点から、時代や社会、人々の心理を読み解きながら、デザインがどのように物語や価値観を形づくっていくのかを論理的に分析していました。
この発表会の素晴らしさは、発表者だけが活躍する場ではなかったことです。
質疑応答では、他の学生からも積極的に質問や感想が寄せられ、教室全体で学びを深める時間となりました。発表者、聴講者、そして豊泉先生。それぞれが主体的に参加し、「みんなでつくり上げる学び」を実感できる発表会だったのではないでしょうか。
デザインとは単に形をつくることではありません。社会や人々の価値観を読み解き、新しい意味を生み出すことでもあります。
今回の発表会は、その奥深さを改めて感じる機会となりました。
モダンデザイン論の様子1
モダンデザイン論の様子2